メンタリストDaiGoさんの『ポジティブ・チェンジ 』を読みました。
メンタリストという肩書でテレビに出ていたときに数回観たことが有りますけど、本だと印象がぜんぜん違いますね
文章力が高いっていうんでしょうか、ものすごく読みやすくて他の本も読みたくなります
ポジティブ・チェンジというタイトルどおり、本書は変化の過程そのものを『楽しく』、つまりポジティブに捉える方法論を説いています。
他の本と同じことが書いてあっても、例の出し方や表現の仕方で新たな気付きが生まれるなと感じました。
変わるための3つのSTEP
DaiGoさんは、変わるための3つのSTEPと題して、以下の3ステップを説明しています
- STEP1 変わるための、たった3つのルール『頭はいらない、根拠はいらない、希望はいらない』
- STEP2 変化を起こすための7つの行動をスイッチとする
- STEP3 変化の過程を楽しみ、まずは「変わり続けられる自分」に変わるための5週間のトレーニング の実践
上記のステップにそって、理想の自分になるための方法を展開していきます。
他の自己啓発系の書籍でも書かれているような内容ではあるものの、本書では自分自身の行動を変えていくための考え方や、どのように行動を変えていくことで上手くいくかを、心理学の考え方も含めてわかり易い言葉で説いていて、とても納得感があります。
変わるために考えることをやめる
例えば『考えすぎて動けなくなる、行動することが良い』という、よく書かれているような内容ですが、以下のように説明しています。
「どうやったら変われるだろう?」と考え、思い悩むものでしょう。 しかし、実はこのとき、すでに変化から逃げていることにお気づきでしょうか。 考えることによって、行動を先延ばしにしているのです。
準備とは、必要な条件を整えることです。しかし実際は、行動しなければ何が必要かさえわからないのです。
準備を万全にしてから臨もう!と考えて先延ばしになるって、 おれのことじゃねーか!? って話なんですけど、あるあるですね。
考えて、どうやったらできるだろうという戦略を練ることは大事だと思いますが、
初めてのことにいくら考えても、実践が伴わないと気づかないことのほうが多いわけですよね。
『最低限の準備で始めてしまう』ということを僕も実践していきたいなと思います。
自分が変わったかどうかは、振り返った時にわかる
考えるよりも行動をすこしずつ起こしていくことで、それを振り返ったときに変わったことを認識できます。
その考え方を、きっかけに使うのです。
将来の自分が今を振り返ったときに、あの日の行動があったからこそ今の自分がいるという考え方で行動を選んでいく
そうやって行動する習慣が身につけば、チャンスも増えると説明しています。
目の前のことに行き当たりばったりで行動をしている人は、適当に目の前に来た電車に乗って目的地に行こうとしてるようなものだ
というような内容が、苫米地英人さんの著書「立ち読みしなさい」にも書かれていました
すぐには達成できないような大きな目標を持ち、その目標を達成した自分が振り返って見た時に、どのような選択をしたかと考えることが重要だと思います。
行動の起点は「面倒くさい」と感じたとき
「変わり続けられる自分」に変わるための5週間のトレーニング の実践 の中には色々と面白い考え方、行動指針が散りばめられていました。
寝る前にその日あった良いことを思い出すことで、人生における満足度が上がるといったような、いわゆる『引き寄せの法則』などに出てくるような考え方なども紹介しています。
この5週間のトレーニングの一つの行動指針として説明されていた事がすごい印象的でした!
それが『めんどうくさいと感じた瞬間に体を動かす』 です。
「めんどうくさいって感じてるんだから、体がうごかせないでしょ!」っていうツッコミを入れたくなりました(笑)
本書では 鼻をかんだティッシュをゴミ箱に投げたら外れた際に、拾わないとと思うときの例が出されています。
完全にあるあるですね(笑)
僕の場合には、夕飯などを食べたあとの洗い物が面倒くさくなります。
座って食べて、お腹いっぱいになった状態から立って台所まで行き、作った際のフライパンなども一緒に洗わなくてはいけない・・・完全にメンドクセーって思ちゃいます
ただ、これをDaiGoさんは『 「めんどうくさい」を行動のサインとする条件反射ができてくる 』 と説明しています。
はじめの一歩を踏み出す事、つまり最初の行動を起こしてしまえば、意外とやり終えるまでやれてしまうという状況になる話はしましたが
そのきっかけが面倒くさいと感じたときになるわけですよね。
これ、自分で実践してみたんですが、思った以上に効果的でした!
面倒くさいな~と感じた瞬間にとりあえずやろう!と動くようにしていたら洗い物も結構テキパキやれるようになってしまったんですよね。(たまにめんどうくさくて放置も発動しますがw)
この他にも参考になるような行動指針があるので、詳しくは本書を読んでほしいです。
まとめ
本書では 「考え方を変えれば行動が変わる」ということを『間違った方法論』として説明しています。
その理由や方法について、心理学で説かれている内容や学説などを根拠に説明していますが、内容は非常にわかりやすくてスーっと入ってくる感じです!
この本をきっかけに、DaiGoさんの本をどんどん読みたくなりました。
文章力UPにもなるかなと思って『人を操る禁断の文章術』も読んだり(笑)
自分のほしいものリストにはDaiGoさんの本が結構並んだりしてますww
読書会でもおすすめした本なので、ぜひ興味ある方は読んでみてください(^o^)
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